人生100年時代を迎え、個別化予防による健康寿命の延伸と生活の質（QOL)の向上を めざす海馬機能に着目した診断技術、治療技術を駆使したブレイン・ヘルスケアの実践を 提供する。肥満、がん、先進リハビリテーション関連分野における研究成果の技術移転、 社会実装化を目的とします。

ブレイン・ヘルスケア学講座では、2024年3月28日より（jRCTs072230134）「装着型サイボーグHAL腰タイプを用いた運動機能トレーニングによる認知機能改善の有効性に関する特定臨床研究」を実施しています。認知症の予防に関して、脳科学の最先端の手法に基づき個人ごとの認知機能評価を行いデータに基づいた個別化指導が大切と我々は考えております。

具体的には、血液検査のほかに血管及び臓器の画像化による健康状態評価と脳機能（高性能MRIを用いて安静時脳活動やシナプス機能の評価）もすべて画像化し視覚的に理解しやすくアドバイスすることができます。

認知症発症を遅らせるのではなく正常脳機能の維持・新生(リニューアル）および機能向上(増強）を促進させるブレイン・ヘルスケアをその中核に置き、脳細胞の若返りrejuvenationの道を提案し個人の幸福の追求（pursuit of happiness)の推進を目的に活動しています。

琉球大学医学部先端医学研究センター　
ブレイン・ヘルスケア学講座
教授　石内勝吾